チャンピオンズカップが開催される中京競馬場は、直線の長いコースです。
直線の長さは410.7mもあり、これは日本で一番直線が長い東京競馬場に次ぐ2番目です。
しかも中京競馬場には、直線に急な坂があります。
最後の直線に坂があるので、スタミナが十分な馬でないとバテてしまいます。
こうした特徴のあるコースだと、チャンピオンズカップは前に行く逃げ・先行馬よりも、直線まで足をためる差し・追い込みが有利な脚質と思いがちです。
しかし、中京競馬場のダートレースは、基本的に逃げ・先行が有利です。
直線が長く急な坂があっても、逃げ馬や先行馬がそのまま残ることは頻繁にあります。
差し・追い込み馬は後方から鋭い末脚で追い込んでも、1着までは届かず2着や3着までといったケースが目立っています。

チャンピオンズカップにおいても、2014年は4コーナーで先行集団につけていた馬がそのまま残りました。
人気薄が勝利した2015年も、1着馬は4コーナーでは好位に取り付いていましたし、上位人気の3頭は後方から追い込み2着から4着でした。
基本的なチャンピオンズカップのレース展開は、4コーナーで先行集団に取り付いた馬がそのまま1着でゴール板を駆け抜け、
中団後方からの差し・追い込み馬は2着や3着までといったイメージです。

そもそもダート戦で有利な脚質は、先行馬です。
芝のレース以上に前に行く馬がそのまま残る展開になることが多いので、チャンピオンズカップでも有利な脚質となっています。
また、実力のある先行馬は、簡単にはバテません。
直線が長くても急な坂があっても、最後までバテずに伸び続けます。
ですから、差し・追い込み馬はどれだけ速い上がりを使っても、差し切ることは至難の業です。

チャンピオンズカップで差し・追い込み馬が勝つためには、前半からハイペースで流れて、逃げ・先行馬が止まる展開の助けが必要になるでしょう。
チャンピオンズカップを予想するときは、こうした脚質の有利不利を考えておく必要があります。
先行できる人気馬なら素直に信頼して、中団や後方からレースを進める馬が人気になっている場合は、疑ってかかる必要があります。
また、チャンピオンズカップで激走する穴馬は、前に行ける馬です。
ある程度先行できたり自在性のある脚質の馬なら、人気がなくても要注意です。
激走して波乱の立役者になる可能性も高いので、チャンピオンズカップの予想をするときには気をつけておきましょう。