熱心なファンでないと、チャンピオンズカップというレース名には馴染みがないでしょう。
実はこのレースは以前、ジャパンカップダートと呼ばれていました。
クロフネなどが優勝した国際G1レースで、ジャパンカップとセットの形で行われていたものです。
2015年からチャンピオンズカップという名前に変わり、コースも阪神競馬場から中京競馬場に移りました。

レースの人気度を測る上で売上は一つの指数になりますが、チャンピオンズカップの売上はどれぐらいかというと、G1レースの中では下の方になります。
また、ジャパンカップダートと比べるとどうかというと、最後のジャパンカップダートとなった2013年の売上は約137億円だったのに対し、
翌年の第一回チャンピオンズカップの売上は約124億円でした。
前年度比だと9.7パーセント減少しているのです。なぜ数字が下がってしまったのでしょうか。

考えられる理由はいくつかあります。
まず、ファンがチャンピオンズカップというレースをよく知らないということが挙げられます。
知名度が低いので話題にならず、そのため、ダービーや有馬記念のように、とりあえず馬券を買ってみようという人が少ないので売上が伸びないというわけです。
回数を重ねて中京競馬場を代表するレースになれば、伸びていく可能性はあるでしょう。

次にダートレースにつきものといえる、新旧交代がなかなか進まず、新しいスターホースが出にくいということが挙げられます。
芝のG1馬の場合、五歳で引退する馬も珍しくありませんが、ダートのG1馬の場合いくらG1を勝っても種馬になりにくい、
あるいは価値が出にくいので、力がはっきりと落ちるまで走り続けることが多いです。
なので、強い馬がいつまでも引退せずに、結局、毎年同じような馬が上位争いをするというレースになってしまうことが多いのです。
そして、そういったレースはファンが退屈するので馬券を買う人も少ないというわけです。

また、ジャパンカップと比べると国際レースなのに華やかさに欠けるというのも売上かよくない理由になるでしょう。
ダートで強い馬を排出する国はアメリカですが、たとえば、アメリカのトップのダート馬が出走するかというと、その可能性はほとんどありません。
チャンピオンズカップが行われる一ヶ月ほど前に、アメリカ競馬の祭典と呼ばれるブリーダーズカップが行われるからです。
なので、海外の有力馬が来日しやすい日程にするなどの工夫が今後は必要になってくるでしょう。